ひと:リンデンラボ社新CEO
2014年02月06日
リンデンラボ(LL)社の前CEOロッド・ハンブルが突然辞任して、しばらくのこと、新しいCEOが決まったようです。
ロッド・ハンブルの辞任劇については、いまだに一体何があったのか不明です。それでも退任して巷で聞かれていたのは、「先代社長が退任したときほど心配はしてない。遅かれ早かれすぐに次のCEOが決まるはず。誰が次期CEOになるのか、ということのほうが重要」と言ったものでした。
ロッドについては、個人アバターを使い実際にセカンドライフの世界を見聞したこと、メッシュの導入、プロジェクトサンシャイン(サーバー側でアバターの服装の処理などの高速化)など評価が高いものの、去年の夏のTOS(サービス規約)変更騒動、相変わらずLL社とセカンドライフ住民との間に溝が深いこと、など、問題も上げられていました。私個人としてもLL社の、「セカンドライフ住人の声を聞こうとしない」悪い企業体質が、彼の任期中にそれほど変わったとは思えず、正直なところ評価は「?」な感じでした。
新しいCEOエッブ・アルトバーグについては、それまでにYahoo関連の企業に関わり、プロジェクトを率いるリーダーとしての資質が評価されての就任に至ったようです。また、Twitterアカウントを持ち、セカンドライフの住人とコミュニケーションを取ろうとしている、との話も聞きました(確認はしていませんが)。
セカンドライフは終わってしまった、という声が聞かれるのは日常です。
先日もCNNかBBCの記者がしたり顔にコピペのようにそんな記事を書いていました。
けれど、私自身はセカンドライフの収益システムを見ていると、競合する相手がいるわけでもなく(InWorldzやOpen SIM、Cloud Partyが競合すると言われていますが、それぞれ方向性は違う上に問題も抱えているので)、セカンドライフ住民たちの優良顧客としての意識が高いので、LL社としては濡れ手に粟的なビジネスだと思えるのでした。日々アクセスがある3万5千人から5万5千人程のユーザーを、「コップに水が半分しか入っていない」「コップに水が半分も入っている」と受け取るかどうかは、企業の規模と経営者側の意識次第だと私は思うのです。
セカンドライフには住人達が作り出しているとても素晴らしいコンテンツが沢山ある。
けれども、セカンドライフに現在足りないものは、そうした素晴らしいコンテンツの存在を世間に伝えるPR力である。
こうしたことはロッド・ハンブル就任中に住民から出ていた声でした。
果たして新CEOエッブ・アルトバーグは今後どのような手腕を見せてくれるのでしょうか。
追記:少なくとも毎年6月に、セカンドライフ住民による実行委員会で開催されている(LL社によってではないのですね)セカンドライフ誕生記念イベント「SLB(セカンドライフバースデー)」の第11回には、社長自らが登場してくれればなあ、と思います。
追記2:実はここのところ、CloudPartyがYahoo社に買収されたり、Thereが復調の兆しを見せたり、3Dヘッドセット「Oculus Rift」の登場などで、「仮想現実世界に新たな動きが!?」という話もちらほらと。うーん、そうかなあ、と私個人はまだまだ疑問です……。
ロッド・ハンブルの辞任劇については、いまだに一体何があったのか不明です。それでも退任して巷で聞かれていたのは、「先代社長が退任したときほど心配はしてない。遅かれ早かれすぐに次のCEOが決まるはず。誰が次期CEOになるのか、ということのほうが重要」と言ったものでした。
ロッドについては、個人アバターを使い実際にセカンドライフの世界を見聞したこと、メッシュの導入、プロジェクトサンシャイン(サーバー側でアバターの服装の処理などの高速化)など評価が高いものの、去年の夏のTOS(サービス規約)変更騒動、相変わらずLL社とセカンドライフ住民との間に溝が深いこと、など、問題も上げられていました。私個人としてもLL社の、「セカンドライフ住人の声を聞こうとしない」悪い企業体質が、彼の任期中にそれほど変わったとは思えず、正直なところ評価は「?」な感じでした。
新しいCEOエッブ・アルトバーグについては、それまでにYahoo関連の企業に関わり、プロジェクトを率いるリーダーとしての資質が評価されての就任に至ったようです。また、Twitterアカウントを持ち、セカンドライフの住人とコミュニケーションを取ろうとしている、との話も聞きました(確認はしていませんが)。
セカンドライフは終わってしまった、という声が聞かれるのは日常です。
先日もCNNかBBCの記者がしたり顔にコピペのようにそんな記事を書いていました。
けれど、私自身はセカンドライフの収益システムを見ていると、競合する相手がいるわけでもなく(InWorldzやOpen SIM、Cloud Partyが競合すると言われていますが、それぞれ方向性は違う上に問題も抱えているので)、セカンドライフ住民たちの優良顧客としての意識が高いので、LL社としては濡れ手に粟的なビジネスだと思えるのでした。日々アクセスがある3万5千人から5万5千人程のユーザーを、「コップに水が半分しか入っていない」「コップに水が半分も入っている」と受け取るかどうかは、企業の規模と経営者側の意識次第だと私は思うのです。
セカンドライフには住人達が作り出しているとても素晴らしいコンテンツが沢山ある。
けれども、セカンドライフに現在足りないものは、そうした素晴らしいコンテンツの存在を世間に伝えるPR力である。
こうしたことはロッド・ハンブル就任中に住民から出ていた声でした。
果たして新CEOエッブ・アルトバーグは今後どのような手腕を見せてくれるのでしょうか。
追記:少なくとも毎年6月に、セカンドライフ住民による実行委員会で開催されている(LL社によってではないのですね)セカンドライフ誕生記念イベント「SLB(セカンドライフバースデー)」の第11回には、社長自らが登場してくれればなあ、と思います。
追記2:実はここのところ、CloudPartyがYahoo社に買収されたり、Thereが復調の兆しを見せたり、3Dヘッドセット「Oculus Rift」の登場などで、「仮想現実世界に新たな動きが!?」という話もちらほらと。うーん、そうかなあ、と私個人はまだまだ疑問です……。
Posted by KENGO at 07:06
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