SIM on a STICK (SoaS)
ホームページ:http://simonastick.com/
SIMをひとつ持てたら。
セカンドライフで生活していると、そう思うことがあります。
自分だけの島を作ったり、自分だけの山を作ったり。
そんなことを可能にしたものが、「シム・オン・ア・スティック(SIM-on-a-Stick=SoaS)」です。
「USBの中に入るSIM」というのがSoaSのコンセプトです。
SIMをひとつ?
いえいえ、お望みならば、最大16個分のSIMを持つことが出来てしまいます。
(今回の画像はこの16個分のSIMの大地から見た朝日の様子です)
しかし、世の中に美味い話はない、とはよく言ったものでして。
このSoaSの世界、セカンドライフで使っているビュワーを使ってアクセスしますし、アバターの操作方法、物を作る方法、スクリプトの書き方も一緒です(OpenSIMテクノロジーがうんぬん、というのですが、相変わらずこの辺はエキスパートの方々にお願いしたいところです。飽くまでも生半可な知識だけ、というよりも無知な自分が書いていますので、その辺は重々ご容赦ください)。けれどもSoaSはセカンドライフとは全く別の世界なので、セカンドライフのインベントリにあるものを移動させたり、セカンドライフのアバターを使うことは出来ません。
また、この世界は外界とつながっているワケではないので、誰かが訪ねてくることもありません。
まさに自分のだけの「箱庭」、「セカンドライフに似ているけれど、まったく別の独立した世界」なのです。
じゃあ、オブジェクトのランドインパクトの確認用に、セカンドライフのβグリッドのような使い方が出来るかというと、問題も……。
このSoaSの世界に、オブジェクトをアップロードしても、ランドインパクトの計算が出来ないといいますか……。
また、この世界で作ったものを、セカンドライフに吐き出すことも出来ません。
うーん、このSoaS、何に使うのか……。
真面目に考えられる活用方法としては、建築士の方などがプレゼンテーションのために(USBに入る世界なので持ち運びは簡単ですし、「世界」を配布して渡すことも可能です)、建築物をこの世界に建ててみて、みんなに見せて、歩き回ってもらう、ぐらいでしょうか。
私の場合はメッシュをテスト的にアップロードして、その出来具合を確かめたり(でも重要なランドインパクトの確認はできません……出来るんですが、セカンドライフの中のものとは違って表示されます……)、スクリプトのテストのために使ったり、という程度です。
洋服やアニメーションなどを作られる方だと、動きの確認等に使えるのかもしれません。あるいは音声ファイルをアップして、その再生を確認する、とか……。
この「シム・オン・ア・スティック」、何か面白そうな活用方法がありましたら是非お聞かせいただければです。
次回、SoaSのインストールなどについてお話しできればです(インストールによるトラブルなどについては一切責任を負いかねますので、是非みなさんの判断でお願い致します)。
先に動作環境など。こうした情報はSoaSホームページのFAQに書かれています。
動作環境:
Windows XP, Vista 32-bit and 64-bit, そして、Windows 7 with .NET 3.51
ダブルコアCPU以上
RAM 2ギガ以上
(より詳細な情報はこちらです)
追記:公式ホームページでは、ImprudenceというSoaSへのログイン設定済みのビュワーを配布していますが、最新版のFirestorm(バージョン4.6.1.40478、2014年3月の段階)でもSoaSへのアクセスが簡単になりました。次回以降のSoaSへのログインのお話は、Firestormを使ったものになります。